• ビジョントレーニングスクール

こんにちは。
今回のテーマは子どもたちの
“自主性”について。

私自身が子どもたちの指導に関わる上で
意識していることや、
日々学んでいることが
ぜひ皆さまにも重なる内容になると
嬉しいなと思ってこのテーマにしました。

少しビジョントレーニングとは
関係なさそうなテーマですが、
何事においても

子どもの”意欲”に関わることなので
レッスンにも繋がることなんだな・・・
という視点でご覧いただけたらと思います。

さて、本題ですが
私自身の事例から取り上げます。

レッスン開始時のこと

「さて、レッスン始めるよ」

「早く準備しよう」

と言っても子どもたちは


学校帰りで疲れている・・・

「もう少しゴロゴロしたい〜・・」

となかなか動き出しに時間がかかる

なんてことがよくありました。

そこで、考えに考えた私は

「疲れてるよね〜じゃあ
私も一緒にレッスン終わるまで
寝てみようかな」

と同じ目線で同じ素振りをしました。

すると
子どもたちは準備を始める・・・

「早くやらないの?」

と私が言われる逆転現象・・・

こんなやり取りがなぜ起こるのか?

という本質的な理由は
分からずに、こういったことが
起こるたび、がむしゃらに
あの手、この手・・・

これならどうだ!?
この言い方は!?

と日々試行錯誤の連続でした。

今の事例は
たった一つを取り上げましたが
それ以外にも
日常的なやり取りで考えられる
こととしては

「宿題やったの?」

「勉強したの?」

「早くしてよ」

「いつ終わるの?」

と言えば言うほど
お子さんのやる気が
なくなっていく・・・

ということと似ていると
私は捉えています。

そこから様々な行動心理などを
学ぶ中で「なるほど」と
腑に落ちることがあったのです。

とある本で、子どもが動くためには
(正しくは頑張るために、でしたが
これは頑張るだけではなく
子どもが何かを”やろう”と自発的に
動くことも同様と考えたので
表現方法を少し変えてます)

大きく分けて

“見通し””目的””使命感”

が大切だということ。

この、私の事例で出てきた

「早く準備しよう」や

よくお家で起こるやりとりでもある

「宿題まだやってないの?」

という声かけは
子どもが”自ら始めるチャンス”や
”見通し立てる”ことを奪ってしまう声かけに
なってしまうことがある・・・ということ。
(時と場合によりますが)

そこで・・・
こんな例え話が出てきたのです。

あなたが、家族から毎日

「そろそろ痩せたら?」

と言われ続けたらどうですか?

という質問。

外山、目ん玉が飛び出そうになりました。

指導の時に子どもたちには
大人という立場から
色々と言っているのに
子どもたちの立場をまるで
理解出来ていなかった・・・と。

間違いなく、痩せたら?
そろそろダイエット始めたら?

と毎日毎日言われ続けていたら

「分かってるよ!!」

「やろうと思ってたのにうるさいな!!」

と私は間違いなくイライラします。笑

このように
自分のことに置き換えて考えると
子どもたちの気持ちがよく見えてくる・・・

待つ、という忍耐力は
時間に追われている大人にとって
とても大変なものです。

そこで、私はまたあることに
気がつきました。

子どもたちはレッスン時間も
ちゃんと分かっている。
レッスンが始まることも
ちゃんと分かっている。

でも、私が先回りして、無意識に
「始めるよ!準備しよう」と
子どもたちの自ら始めるチャンスや
見通しを持つチャンスを奪っていた・・・

そして私があの手この手とやっていた

”疲れていることに共感して
私も休もうとしてみる”

という姿が、

子どもたちの自ら始めるチャンスに
なっていたのだと・・・。

「!!!!!」

そこで、あの手この手と
やって、偶然子どもたちとの
空気感がうまく回っていたことの
本質的な理由が見えてきました。

ちゃんと、心理的な意味があったのです。

当たり前のことですが、今でこそ
子ども大人と立場を考えるものの
私にも一度は子ども時代を経ているので

今の自分の状況に置き換えると

「なぜ子どもが反発するのか」

「意欲を引き出せないのか」

といったことも分かってくるように
なりました。

これは、私の指導に限らず
どのご家庭でも起こり得ることでも
あるのかなと思っています。

子どもが自ら始めようとするチャンス

それを待つ忍耐力。

待っても待ってもどうしようもない

ということもあります。

その時は、出来る限り先回りせず
始めるための”手助け”をしてあげる
という気持ちが、お子さんの
行動意欲にも繋がるのではないかと
感じています。

もちろんそうとも言っていられない
こともありますが・・・

(私の事例の場合は、あからさまに
私自身も「やーめた」と
子どもたちに諦めようとする姿を
見せることが、逆に子どもたちの
主体的に始めようとする気持ちスイッチを
ONに出来たのだと思います。)

そして、お子さんの動きを
観察しながら、自主的に始めた時には
その行動を認め、
その後の見通しが持てるように
一緒に計画を立てていくことを
繰り返していくことが
また一つ成長に繋がるのだと思います。

同じ関わり方でも
毎回同じ結果になることは
もちろん人間同士なので
ありませんが、

本当に子どもたちから学ぶことや
気付かされることが多いものです。

ビジョントレーニングだけでなく
日々色々な物事に挑戦する
お子さまの”主体的に動いている”

と感じられることは
大切にしていきたいものですよね。


日々お子さまと生活する中で
「うちではこんなことしてるよ!」
とアドバイスがあれば
ぜひ教えてください!!

私ももちろんですが
子どもたちがレッスンを楽しめるよう
様々な視点から学び続けていきます!!!

ビジョトレーニングを通し
関わりを通し、
子どもたちが、何事にも
より前向きに進んでいけるきっかけに
この教室がなっているといいなと
いつも思っています。

今回も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました!