• ビジョントレーニングスクール

こんにちは!ビジョントレーナーの外山です。

今回は”板書”について。

子どもたちが学校に通うと、必ず行う作業の一つ
である”板書”

当たり前というのか・・・
何気なくというのか・・・
あえて”板書”について触れられることもなく
必要とされているものですが・・・

結論 ”板書は簡単ではない”

まず、板書が主に行われる環境として
挙げられるのが

”教室”
”集団”
”椅子と机”
”黒板と先生”

といったところが主かと思います。

そして、

ざわついた環境で
椅子で姿勢を保ち続けながら
両眼をバランスよく使い
手元のノートから
遠くの黒板へ
効率よく、目線を切り替えながら
先生のスピードに合わせて・・・
耳からの情報も処理しながら・・。

と、”板書”を一つずつ分解していくと
かなり複雑な動きが組み合わさった
作業になるのです。

私も学生時代は
さっぱりついていけず
書き写しに必死で
内容は全く頭に入っていない
生徒だったので、
この作業の大変さは
身をもって感じてきました・・・

当時は
”苦手だからやらない”
という選択肢すら頭になかったので
割り切って、ついていく”フリ”を
するしかありませんでしたが、
今ビジョントレーナーとして
指導・学ぶ中で

「いやぁ・・・大変な作業だったよね・・・」

と痛感している部分でもあります。

↓ ↓ ↓

当てはまりそうなものは
ありませんでしたか?

ビジョントレーニングの
「ビジョン(VISION)」

日本語にすると、視覚機能(みる力)
のことを表しますが、

この「ビジョン(VISION)」の中には
様々な力が含まれています。

皆さんもご存知の
正常な「視力」はもちろんですが、

その他にも、

【両眼視機能】
(ピント合わせの柔軟性)
(眼球のコントロール)
(両眼のチームワーク)

【感覚運動統合力】
(前提システム:三半規管)
(固有受容)
(平衡感覚)

【原始反射】
(脳・脳幹部の働き)

さらには

【視覚思考】
(イメージ力や視知覚情報認知スキル)

【聴覚思考】

【論理的思考】

このような力全てが
“VISION” みる力

には含まれています。

難しい単語をご理解いただく必要はありませんが、
これらの力のどこか一つにでも
未熟さや、課題を抱えていると

”板書” という作業が格段に難しく
苦労してしまうことに繋がる可能性がある

ということをご理解いただきたいのです。

「視力がいいから、出来るはずだ」

ということではありません。

平衡感覚の弱いお子さまだとすると
重力に逆らいながら椅子に座り続けること
や姿勢を保ち続けることが辛く感じ、
板書を続けることが出来ない。

原始反射が残っているお子さまだと
周りの音や、動くもの(五感への刺激)に
無意識のうちに過剰に反応してしまい、
気が散りやすくなる。

両眼のチームワークが図れていなければ
文字が二重に見えたり、フワフワと
不安定に動いているように見えてしまう

など、

嘘のようなことが
本当に起こり得るわけです。

「集中力がない子だな」
「勉強が苦手・嫌いなんだ」

という考え方だけでなく、
どこでお子さまが躓きを感じているかを
見ながら、板書へのストレスを軽減させて
いくことが、とても大切です。

そして、教室に通ってくださっている
お子さまには、日常生活の中から
ビジョントレーニングの要素を
少しでも取り入れていただき、
ゲームや画面に向かう時間は最低限に・・・

出来る範囲からで構いませんので
意識していただけたらと思っています。

今回も長いお話となってしまいましたが・・・

今回は、”板書”における
ビジョントレーニングの必要性を
お伝えしました。

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