こんにちは!ビジョントレーナーちはるです!
今回は、
「難しい漢字や、細かい文字を覚えられない…」
こういったお悩みの原因をビジョントレーニングの
観点からお伝えしていきたいと思います。
かくいう私も、実は漢字を覚えるのが
苦手だったものです…
この原因の一つとなっているのが、
これまでも何度もお伝えしたことや、
ブログに登場したことがある
”脳幹” の働きが影響している場合があります。
特に、脳や身体の著しい成長過程にいるお子さまは
この影響を受けていることがあるのです。
”脳幹”という部分は、どこ?ということで
簡単にイラストを使用してお伝えすると
脳の中心部分
赤い丸で囲んでいるあたりのことを表します。
中脳だとか、延髄だとか、3つの部分を合わせて
”脳幹”と呼ばれますが
とにかく、生存の上で欠かせない自律機能を
直接制御している重要な部位と言われています。
「それが、漢字を覚えるのとどう関係あるの?」
というお声が聞こえてきそうなので、
話を戻していきましょう・・・
かなり簡潔にまとめると、この”脳幹”の働きは、
「詳細」よりも「大きなイメージ」を優先して
脳へ送る働きを持っています。
と言うことは
漢字や難しい文字に置き換えると
「細かな線・画数」よりも
「文字のなんとなくの形やイメージ」
を脳幹は優先するので
漢字を覚える子どもさんにとっては
「全体像は捉えられたよ!」
となり、
いざ書き始めると
「あれ?細かいところは…こんな感じだっけ?」
といったように
不正解…書けていない…
という流れになってしまうのです。
それなりに形は合ってるけど・・・
全く書けていないわけではないけど・・・
と心当たりのある方も多いのではないでしょうか?
このように、脳幹の反応が咄嗟に出てくる状況では
やはり、子どもさん自身の意思とは関係なく
「漢字や、難しい文字が覚えられない・・・」
といった姿に繋がりやすくなります。
そこで、大切になるのが
粗大運動 です。
えぇ?関係ある?という流れですが、
動物あるきなどの粗大運動は
ダイレクトに”脳幹”に刺激が与えられる動きの一つ。
この”脳幹”に刺激が十分に与えられると
そこからの強い反応、反射が軽減され
見た通りに、そして子どもさんが思った通りに
スムーズに目から入った映像が脳で理解でき
指先への表現に繋がっていくのです。
もちろん、原因は脳幹だけでない場合もあり
働きかけによる変化には個人差がかなりあります。
ただ、こういった、身体や脳の根本への働きかけが
子どもさんの能力によい影響を与えることも
十分に考えられます。
ビジョントレーニングは、訓練ではありません。
文字が汚いから、文字をとにかく書く練習!
動きがぎこちないから、同じ動きを反復練習!
ということも大切な時もありますが、
ビジョントレーニングでは
育ちの土台から整えて、強くし
階段を2・3段飛ばしでグングンと能力を伸ばせる
目や脳・身体の状態にしていくことで
より子どもさんの自信や前向きな原動力に
繋げていきたいという想いがあります。
大変長い文章になりましたが、
参考にしていただけると幸いです。
ここまでご覧いただきありがとうございました!