2024.4.1 vol.17
こんにちは♪ビジョントレーナー外山です。
今回は、ビジョントレーニングと脳幹の繋がりについて。
脳は大きく分けて、「大脳」「小脳」「脳幹」から成り立ちます。
「大脳」は、何かを考えたり記憶したり、感情のコントロールをする働きがあります。
人間が人間らしくいるための働きを担う部分とも言えるでしょう。
「小脳」は、運動調節機能に関わる部分です。
そして「脳幹」は、呼吸や心拍、消化機能、体温調節などの働きをしています。
人間が生きていく上で欠かせない仕事をしているのが、脳幹です。
例を一つ挙げると、落ち着きがなかったり、
姿勢が悪かったりするお子さまに「ちゃんとしなさい」という言葉は、
脳の部位でいうと、大脳への働きかけとなります。
脳を家に例えると、脳幹は土台・大脳は家の部分にあたります。
どれだけ良い家を建てても、土台がしっかりしていなければ崩れ落ちてしまいます。
脳幹も同じで、しっかりした脳幹を育てた上で、大脳を育てなければ
変化が見られにくくなってしまいます。
しっかりとした脳幹を育てていくために有効なのが、
今お子さまが取り組んでいる「ビジョントレーニング」です。
目の運動以外に“動物歩き”やダイナミックに身体を動かすプログラムが沢山入っているのは、
脳幹への刺激(土台づくり)のためです。
これまでも、面談やお伝えした中に「原始反射」というワードが出てきておりますが、
これもまさに脳幹による反応です。
反射とは、無意識に特定の筋肉が動く反応のことを言います。
例えば熱いお湯が手に触れた時、「あっ、熱いものに触れたから手を引っ込めなくては」
と大脳で判断していたらやけどしてしまいます。
反射は身の危険を素早く避けるための反応ですが、時としてお子さまの生きづらさに繋がることもあるため、脳幹への刺激の積み重ねが大切になります。
※脳幹を鍛えれば子どもの才能は伸びるより引用